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千年続く工芸品「彫漆」に新たな風を吹き込む
Update Time:2024.06.09 Source: Clicks:108
千年続く工芸品「彫漆」に新たな風を吹き込む
为传承千年的“雕漆”吹入新风
漆工芸の「彫漆」は、土台となる器(器胎)に一定の厚みで色漆を塗り重ね、固まった漆に模様を彫刻する工芸品だ。工程がいくつもあり、コストがかかる工芸品で、複雑なプロセスと数え切れないほどの作業が必要で、高い技術が求められ、その難度も高い。
漆工艺之“雕漆”是在作为基础的器皿(器胎)上重叠涂上一定厚度的色漆,在凝固的漆上进行雕刻的工艺品。程序繁多、成本颇高的工艺品,需要复杂的数不清的工序作业,对技术要求高,难度大。
1976年生まれで「北京市美術工芸名人」の朱江さんは彫漆の後継者で、小さい頃から父親の朱慶元さんについて技術を学んだ。その後、「中国美術工芸名人」で国家級無形文化遺産彫漆工芸の代表的後継者である殷秀雲氏に師事した。
1976年出生的“北京市美术工艺名人”朱江是雕漆的传承人,从小跟着父亲朱庆元学习技术。此后,师从“中国美术工艺名人”的国家级无形文化遗产雕漆工艺代表的后继者殷秀云。
2017年、朱さんは河北省廊坊師範美術学院の教員・学生とともに工房を設立し、青磁に漆で彫刻した茶道具や、結婚を祝う装飾品、現代のトレンドを取り入れた置物、オブジェ美術品といった彫漆作品を共同制作して、無形文化遺産に新たな風を吹き込み、革新的発展と創造的転換を遂げた。これにより、多くの若者が彫漆文化に目を向けるようになった。ここ数年、朱さんがデザインし彫刻した作品は、国内外で30を超えるさまざまな賞を受賞している。(編集KS)