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習近平国家主席がAPECのCEOサミットで書面演説
習近平国家主席は現地時間15日午前、ペルーのリマで開催されたアジア太平洋経済協力(APEC)のCEOサミットに書面演説を寄せた。新華社が伝えた。
習主席は、「アジア太平洋諸国は経済のグローバル化に深く融合し、一蓮托生の利益共同体であり、運命共同体となっている。同時に、世界が新たな激動と変革の時期に入る中、経済のグローバル化は流れに逆らって船を進め、進まなければ後退するという厳しい試練に直面している。アジア太平洋経済がどこに向かって行くのかを、私たちが決断する必要がある」と指摘した。
また、「経済のグローバル化は社会生産力発展の客観的な要求と、科学技術進歩の必然的な結果であり、逆風と逆巻く波に遭遇したこともあるものの、その発展の大勢は常に変わっていない。さまざまな名目で相互依存の世界を断ち切るのは、歴史に逆行することだ。困難な時ほど、しっかりとした自信が必要となる。経済のグローバル化の方向を正しく導き、手を携えてインクルーシブな経済のグローバル化を推進し、経済のグローバル化がより活力に満ち、より包摂的で、より持続可能な新しい段階に入り、異なる国と異なるグループにより恩恵をもたらすようにしなければならない」とした。
そして、「革新駆動を堅持し、世界経済の力強い成長を推進しなければならない。そして時代と共に前進することを堅持し、世界経済ガバナンスの体制改革を推進していく。さらに人間本位を堅持し、発展が均衡を失っている問題の解決を進めていく」とした。
さらに、「過去30年において、アジア太平洋の地域経済は力強い成長を維持し、世界の注目する『アジア太平洋の奇跡』を成し遂げた。アジア太平洋の成功は、地域の平和と安定の維持に尽力し、真の多国間主義と開かれた地域主義を一貫して堅持し、経済のグローバル化の大勢に順応し、互恵・ウィンウィンと互いに成果を挙げることに堅持してきたことにある。アジア太平洋地域は引き続き経済のグローバル化を推進するけん引役として、正しい道を守りながら革新を図り、アジア太平洋を開放し、アジア太平洋を包摂する金看板に磨きをかけ、グリーンでデジタルなアジア太平洋という新しい看板を打ち立て、アジア太平洋運命共同体の構築を推進し、アジア太平洋の発展における次の『黄金の30年』を打ち立てていく」とした。(編集TG)